仔犬の社会化とは?社会化期における母犬の役割|千葉銚子市 LSA's Kennel
2023/12/04
こんにちは!LSA's Kennel 鈴木です。
今回は子犬の社会化期と母犬の役割についてです。
社会化が大事だということはわんちゃんと生活するうえで何となく理解している方も多いのではないかと思います。
まず仔犬の社会化期は、生後2〜12週齢の時期です。この時期に、仔犬は周囲の環境や人、犬、音、物などに慣れていくことで、成犬になっても社会生活に順応しやすくなります。
母犬は、仔犬の社会化期に重要な役割を果たします。
母犬は、仔犬に犬社会のルールを教え、かみつきなどの行動を制御します。また、母犬は仔犬の不安や恐怖を和らげ、安心感を与えます。
具体的には、母犬は次のようなことを仔犬に教えてくれます。
- 犬同士のあいさつの仕方
- 噛む力の調節の仕方
- 他の犬や人間への対応の仕方
- 環境の変化への対応の仕方
母犬と一緒に過ごすことで、仔犬はこれらのことを自然に身につけることができます。
一方、母犬から離れすぎると、仔犬は社会化に必要な経験が不足し、成犬になっても以下のような問題行動を起こす可能性があります。
- 他の犬や人間に対して攻撃的になる
- 不安や恐怖から過剰反応する
- 環境の変化に適応できない
そのため、ブリーダーとしては、新しい家族のもとへ行く生後8週齢までは母犬と一緒に過ごさせ、社会化期を十分に過ごせるように配慮することが大切です。しかし、母犬と常に一緒に過ごしていると、新しい環境へ行ったときの急な環境の変化にパニックになってしまうため、子犬の性格に配慮しながら少しずつ一人でいる時間や人と触れ合う時間を設けていくことが大切です。
また、生後8週齢以降は、新しい環境や人、犬などに触れさせる機会を積極的に設けることで、社会化を促進することができます。
- 散歩やドッグカフェなどで、他の犬や人間と触れ合う機会を提供する
- おもちゃや音など、さまざまな刺激を与える
実際に外を歩いてお散歩できるのはワクチン接種が完了してからです。
だからと言ってずっとお家の中で過ごさせてしまうと、いざお散歩デビューの時に怖がって歩けなかったり、人や車にビビッて吠えてしまうことも。
なのでワクチンが完了するまでは抱っこで人や車通りのある道を散歩したり、いろいろな人、音に慣れておくことが重要です。
以上のように仔犬の社会化期は、成犬になってからの性格や行動を左右する重要な時期です。
ブリーダーや飼い主は、この時期に仔犬が十分な経験を積めるように、しっかりとサポートすることが大切なのです。
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